オール電化の電気代って高い?安い?さらにお得に使う方法もご紹介

時代の進化と共に、「オール電化」がさらに注目を集めています。
オール電化とは、住宅のすべてを電気によってまかなうシステムのこと。
2000年頃から徐々に普及しはじめ、「火を使わない安全でクリーンな住宅」を実現しています。

たとえば、今までのキッチンはガスコンロが主流でしたが、IHクッキングヒーターを使えばガス(火)を使わず電気の力だけで調理が可能です。
また、給湯器はエコキュートや電気温水器などに代わります。

でも、気になるのが電気代ですよね。家のすべてのシステムを電力だけでまかなうとしたら、月々の電気代が跳ね上がるのではと不安を感じることでしょう。

ではオール電化と電気代の関係、さらにオール電化の活用術まで詳しく紹介します。

オール電化の平均的な電気代

総務省統計局の家計統計調査によると、オール電化を導入した家の場合、月々の電気代は平均で15,979円。
これに対して、従来のようにガスや灯油を使用する一般家庭の場合、月々の電気代は約16.878円。

この結果から、オール電化の家のほうが一般的な住宅よりも1か月につき899円安いことがわかりました。
年間で計算すると、約10,790円もの差が。
オール電化は、暮らしのスマート化だけではなく費用面でもお得といえるのです。

オール電化をさらにお得に活用するコツ

電力会社はそれぞれ、独自の電力プランを展開しています。
オール電化をさらにお得に使うために、電気料金プランも見直しましょう。

オール電化向けの電気料金プランは、電気の利用時間帯や時期ごとに料金設定が異なるのが特徴です。

たとえば深夜1時~6時までが電気代が安かったり、反対に日中のほうが安いケースもあります。また夏や冬など冷暖房が必要になる時期とそれ以外とでは、料金単価が異なることも。
あなたは、主にいつ電気を使いますか? ご家庭のライフスタイルからプランを選べば、オール電化のメリットをさらに実感できるでしょう。

あるいは、格安になる時間帯を狙って集中的に利用するのもかしこい方法。
洗濯機や食洗器にはあらかじめ中身を入れておき、格安になる時間帯にタイマーを設定すると良いでしょう。他にも「おまかせモード」「節電モード」など家電独自のシステムも活用したいですね。

オール電化を上手に使って、電気代を節約しながら快適な生活を送ってください。

まとめ

オール電化によって電気代が極端に上がることはなく、むしろガスや灯油を使う一般家庭よりも電気代は安く抑えられます。光熱費全体を考えても節約可能と言えるでしょう。

料金単価は時間帯や時期によって変動するので、タイマー機能などを活用し、使用量を管理するクセをつけるのも節約の秘訣です。

オール電化をご検討しているみなさんも、この機会にぜひご家庭に導入してみてはいかがでしょうか。

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