待機電力を節約したい!待機電力の特性から節約方法まで徹底解説

在宅勤務、テレワーク、おうち時間が増えてきた昨今ですが、気になるのがそれに伴う電気代ですね。
節約を考えたときに意外と見落としがちなのが「待機電力」です。

待機電力とは、コンセントに差しているだけでかかる電力のこと。
実際に稼働していなくても少しずつ電力が消費され、電気代に反映されていくのでご注意ください。

待機電力の割合って?

財団法人省エネルギーセンターの調査によると、一般家庭において、待機電力は電気代全体の5.1%。
1か月の電気代が2万円だったとしたら、1,020円程度が待機電力による支払いといえます。

待機電力が多い電化製品は?

コンセントに差しているだけで発生する、待機電力。
家にある数々の家電でも、待機電力が多いのは、ガス給湯器19%、テレビ10%、エアコン8%、電話機8%、レコーダー6%、温水洗浄便座5%・・・という順に並びます。

・・・とはいっても、ガス給湯器はもともとはめ込み式のものがほとんどですし、テレビもコンセントから抜いてしまうと今度はリモコンが使えなくなり不便。

効率よく節電するためには、コンセントの抜き差しはもちろんですが、家電独自のシステムも視野に入れるのが得策といえます。

待機電力を削減する方法

家電は、稼働させていなくても、コンセントに差しているだけで微弱の電流が流れます。
しかし、毎回コンセントを抜き差しするのは大変ですよね。

そこでおすすめしたいのが、テーブルタップコンセントの活用。スイッチ付きのものなら、手軽に待機電力を節約できます。
できるだけ手が届きやすい位置に設置して、こまめにスイッチをON/OFFしましょう。

またテレビやレコーダーには、省エネモードを搭載しているものも多数あります。
説明書を参照しながら、節電ができるモードがないか家電ごとに探してみてくださいね。

ここで注意したいのは、エアコンです。
使っていないときは電源をコンセントから抜きたいところですが、エアコンは常時通電していないと故障の原因になってしまいます。
エアコンは稼働していなくても、待機中に「エアコン内部の冷媒を予熱する」という動作を行っています。常に冷媒をあたためておくことで、稼働再開したときにかかる室外機の負担を減らしているのです。

待機電力は節約できても、エアコン本体の故障でそれ以上の出費が出てしまっては大変です。
家電ごとの特性を知り、効率よく節電していきましょう。

まとめ

待機電力を節約するには、スイッチつきのテーブルタップがおすすめです。
こまめにスイッチを切り替えれば、それだけ節約につながるでしょう。

しかしテレビやレコーダーなどは、コンセントから抜いてしまうとリモコン操作や録画予約などが効かなくなるのでご注意ください。

またエアコンのように、こまめな節電が思わぬ故障につながることも。

まずは省エネにつながるモードがないか、家電ごとにご確認ください。
効率的に節約して、エコな暮らしを目指しましょう。

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