光コラボレーションモデルとは

光コラボレーションモデルとは、NTT東日本と西日本が、プロバイダーや携帯キャリアなどを扱う事業者に対して光回線の卸販売を行うサービスモデルのことです。
このサービスは2015年の頭に始まったものですが、それ以前はNTT東日本、西日本が自社販売、もしくは代理店に依頼して販売を行なってきました。

しかし、NTT東日本と西日本がプロバイダーや携帯キャリアなどを扱う事業者に対して光回線を卸し、その事業者がユーザーへサービスを提供することにより、光回線と事業者毎のオリジナルサービスを併せて利用できる付加価値をつけて販売するので、熾烈な価格競争が始まりました。

このタイプの事業者は「光コラボ業者」と呼ばれ始めます。

光コラボ業者は、どのようなユーザーでも営業を行います。仮にフレッツ光と契約をしていたとしてもです。
なので、今まではフレッツ光と直接契約してプロバイダーを使用していた人でも、光コラボ業者と契約を結び直すケースもあるのです。
そこで、フレッツ光から光コラボ業者と契約を結び直すメリットはあるのか、またデメリットは何なのかを見ていきましょう。

メリット

一番のメリットは、光コラボ業者のオリジナルのサービスを受けることができるところです。

例えば、光コラボ業者は元々は携帯キャリアなどの商材を扱っている会社も多くあります。
その為、光コラボ業者と契約することにより、携帯の通信に使われるSIMサービスを格安で受けられる、ということもあります。

もちろん、サービス内容は携帯だけではなく、ケーブルテレビなど様々なパターンがあります。
また、サービス以外にも特典があったりします。

多く見られるのはキャッシュバックです。条件を満たすと返金される、又は割引になる特典です。

例えば、「ケーブルテレビ+固定電話+携帯をセットで乗り換えたら〇万円キャッシュバックします」というような特典です。
しかし、その多くは最低契約期間が設けられています。最低契約期間が終わるまで全て契約した状態であれば30%キャッシュバックなど、業者により内容は様々ですが、そういった細かい条件をクリアして受けられる、という特典が多いです。
元々まるごと乗換え予定だった場合はかなりお得なサービスですね。

さらに光コラボ業者の月額にかかる料金はフレッツ光よりも安いことが多いです。
とゆうのも、フレッツ光よりも高ければ乗り換える人は少ないからです。

どれくらい安いかというと、ほんの数百円ですが、毎月毎月ということを考えると、1年で数千円、5年ほどすると1万円程変わってきます。

また、戸建てよりもマンションやアパートなどの集合住宅の方がより安くなることが多いです。

どれくらい安くなるか気になる方は、各社HPの料金シミュレーション等を使ってみましょう。
乗り換えるとどれくらいお得なのかすぐにわかるので、参考になります。

さらにメリットはこれだけではありません。フレッツ光はNTT東日本と西日本が自社販売もしくは代理店に依頼して販売していましたよね。なので、問い合わせをする際に、代理店と契約した方だと代理店に電話で問い合わせた後にNTTに案内されるか、代理店がNTTに直接問い合わせるということになります。

しかし、光コラボ業者と契約すると窓口が一つになります!問題や不具合が発生した際でも、契約した会社に電話すれば解決できます。

また、固定電話や電気・ガスなどを光コラボで契約していると、請求書は契約している1つの会社からのみまとめて送られてくるので、光はいくらで固定電話はいくらで…など、別々の請求書を確認する必要もなくなります。

たくさんの乗り換えのメリットがありますね。これだけ見れば、光コラボに乗り換え一択です。
ただ、いくつかデメリットもあるのできちんと精査していきましょう。

デメリット

フレッツ光に関わらず、「乗り換え」という言葉を聞くと、まず頭に浮かぶのは「めんどくさそう」や「ややこしそう」などだと思います。では、なぜそのように思うのでしょうか?

それはおそらく、「手続き」が頭に浮かぶからだと思います。いくら安くなると言ってもかなり手間がかかったり面倒臭かったりすると乗り換えようと思わないですよね。

光コラボ業者に乗り換えるだけでも少し「手続き」が必要となります。

フレッツ光から光コラボ業者に乗り換えるときには「転用」という扱いになります。その際、契約しているフレッツ光へ「転用承諾番号」を確認する必要があります。これは、契約者様本人しか取得することができません。

ここだけ聞くとかなり手間がかかりそうですが、そんなことはありません。
電話で問い合わせるかインターネットでも申し込みが可能なので、気楽に考えましょう!

その他のデメリットとしては、光コラボ業者はかなり多く存在します。
また、各業者の特典やサービスは異なります。

適切な業者を選び、どの業者ならば自分にとって一番お得なのかも吟味する必要があります。

また、一度相談すると契約するまでしつこく営業をしてきたり、電話を何度もかけてくるような業者もあります。
営業の押しに負けて内容をあまり確認しないまま契約しないように、契約内容の確認と、サービスやキャッシュバックなどの条件にしっかり目を通して、しっかり検討しましょう。

またフレッツ光に契約した際に、工事費を分割で払われているユーザー様は多いかもしれません。光コラボ業者に乗り換える際に、分割でのお支払いの分が残っていると転用の際に一括で残りを請求されることもあります。

しかし基本的には、乗り換え先でそのまま継続して分割払いを続けるケースが多いです。

逆に、条件により分割での残りの分が乗り換え先で減額や免除になる可能性もあるので、分割払いが終わっていない方はそのことも相談する必要があります。

デメリットとして一般的に挙げられるのは、このくらいだと思います。
何に重きを置くかは人によって様々ですが、契約の面倒を抜けばメリットの方が多いです。

業者選びのポイント

ポイントとしては2つあります。

・お得な特典はあるか
・スマートフォンの割引はあるか

お得な特典はあるか

おそらくユーザー様の目を一番多く引いているのはキャッシュバックだと思います。キャッシュバックがあるかどうかで何千円、何万円と変わってきます。

しかし、キャッシュバックを利用するには条件を満たす必要があり、その条件によりキャッシュバックの額が変わります。

条件を満たすために無理して色々乗り換えても金額があまり変わらなかったり、かえって損をしてはいけませんので、ご自身の状況に合った業者かどうかをきちんと検討しましょう。

スマートフォンの割引はあるか

光コラボに乗り換えると、業者によっては携帯の月額にかかる基本料金を抑えることも可能です。しかし、基本的に対象はdocomo、SoftBank、auユーザーになります。格安スマートフォンは対象とする業者が様々になりますので、割引内容をしっかり確認してみましょう。

まとめ

いかがでしたか?

光コラボに乗り換えるには、光コラボ業者同士で価格競争を行なっている間がチャンスになります。
どこの業者もサービスや特典で他社に勝とうと必死なので、どこかが割引キャンペーンを打ち出したりしたタイミングなどで各社を比較すると良いかもしれません。

乗り換えを検討されている方は、是非参考にしてみてください!

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