その他

光回線の通信速度改善

インターネット通信を改善していくには様々な要因を考える必要があります。
主な改善箇所は、以下の5項目です。
各パートで改善できるところがないか見ていきましょう!

①回線

回線

サービス

弊社の光回線サービスはベストエフォート型サービスです。曜日や時間帯によってネットワークが混雑し、インターネットの速度が大幅に低下することがあります。
しばらく時間をおいてからアクセスすると改善することがあります。
またオプションでIPv6接続(165円/月)にご契約いただくことで速度が改善する可能性があります。
IPv4とIPv6の違い

②LAN

LAN

LANケーブル

LANケーブルのカテゴリーが通信速度に影響します。LANケーブルのカテゴリーはCATxx(xxには数字や英字が入ります)で定められていて、一般的に数字が大きくなれば通信速度も改善する傾向にあります。
高速通信するためには、「CAT5e」以上のケーブル(ストレート)をお使いいただく必要があります。

カテゴリ通信速度
CAT840Gbps
CAT710Gbps
CAT6A10Gbps
CAT61Gbps
CAT5e1Gbps
CAT5100Mbps

LANポート

ご使用されているパソコン等の機器を有線接続されている場合は、LANポートの規格も通信速度に影響してきます。LANポートの規格は「10BASE-T」、「100BASE-TX」、「1000BASE-T」などがあります。
高速通信するためには、「1000BASE-T」規格に対応した機器であることをおすすめいたします。
「1000BASE-T」は「ギガビット・イーサネット」と呼ばれる規格の一つで、1秒間に1Gbpsのデータ量を転送可能です。

LANポートの規格は、パソコン等のカタログや取扱説明書等に仕様(スペック)として記載されていることがあります。1Gbps対応のLANポートを搭載している場合、「通信機能」「外部インターフェイス」「LAN」「ネットワークコントローラー」等の名称の欄に「1000BASE-T」「1000Mbps」「1Gbps」等と記載されています。

③ルーター/Wi-Fi

ルーター

Wi-Fi規格の確認

無線LAN機器等のスペックも通信速度に影響します。無線LAN機器等を介した通信は、ご利用の機器の規格に準拠した通信速度になります。一般的な無線LANの規格には 主に「a/b/g/n/ac」といった種類があり、ご利用の無線ルーターやパソコンがnやacに対応していないと速度が出ない場合があります。

無線LANの規格通信速度利点/欠点
IEEE802.11a最大54Mbps・利点:混信がない。
・欠点:障害物に弱い。 11bと互換性なし。
IEEE802.11b最大11Mbps・利点: 多くの製品に対応。
・欠点:速度が遅い。
IEEE802.11g最大54Mbps・利点:11bと互換性あり。
・欠点:混信あり。
IEEE802.11n最大450Mbps・利点:速度が早い。
・欠点:特になし。
IEEE802.11ac最大1.3Gbps・利点:速度が速い。混信がない。
・欠点:障害物に弱い。

Wi-Fi環境の確認

ルーターと通信機器を無線で接続する場合は以下の点に注意しましょう。環境を改善するのが難しい場合には一度パソコンを有線LANで接続してみることをおすすめします。

ルーターと通信機器の間に距離や物理的遮蔽物がないかを確認

通信機器とルーターが極度に離れていたり、間に物理的な遮蔽物がある場合は、Wi-Fiの電波が届きにくくなる場合があります。
なるべくルーターと通信機器の距離を短くし、遮蔽物を取り除くようにしましょう。

電子レンジといった電波を発する電子機器の近くで使用していないかを確認

一部の家電とWi-Fiの周波数が同じになる場合があり、電波干渉を受けて通信が不安定になることがあります。 その際、ルーターの周波数を変更すると通信状況が改善する場合があります。

周辺機器のファームウェア

ルーターなど周辺機器のファームウェアが最新でない場合も通信速度に影響することがあります。
周辺機器メーカーは、セキュリティー上の問題を修復したり、性能を改善するため、ファームウェアを不定期に更新しています。周辺機器のファームウェアを最新にすることにより、通信速度が改善されることがあります。
メーカーや周辺機器の提供者(プロバイダー等)からファームウェア更新の案内があれば、更新されることをおすすめします。

④パソコン/スマホ

パソコン

パソコン

ご利用のパソコンによっては、処理速度やメモリー容量、ハードディスクのアクセススピード等が原因で、ブラウザーの表示処理が遅くなる場合があります。
パソコンのメモリーの増設、ハードディスクの最適化をすることでいくらか改善することもあります。

OS

OSによっては、高速な回線向けに最適化されていないこともあるため、光回線を利用しても通信速度があがらないことがあります。
Windows® MEやWindows® XPなど、メーカーのサポートが終わっているOSは、セキュリティー上の問題などを修正するプログラムも提供されないため、最新のOSが搭載されたパソコンのご利用をおすすめします。

※Windows®およびWindows® ME、Windows® XPは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。

セキュリティソフトの確認

セキュリティソフトのウイルス監視処理で速度低下する場合があります。設定の見直しやセキュリティソフトの入れ替えを検討しましょう。 またセキュリティソフトが複数インストールされている場合は、不要なソフトをアンインストールしてください。

⑤配線

配線

お住まいの配線方式の確認

マンションや集合住宅にお住まいの方におかれましては、お住まいの建物ごとに配線方式が 定められており、その配線方式によって通信速度に影響する場合もありますので、新住居をご検討される際には考慮に入れていただいてもよいかもしれません。

配線方式通信速度目安
光配線方式1Gbps
LAN配線方式100Mbps~
VDSL方式100Mbps

※ 技術規格上の最大値であり、実効速度ではありません。

光配線方式(専有型)

・すべての住居に1本ずつ光回線を引き込む。
・各戸に安定したインターネット環境を供給。

LAN方式(シェアード型)

・マンションの建物までは光回線が接続され、各戸へはLANケーブルで接続。

VDSL方式(シェアード型)

・マンションの建物までは光回線ですが、各戸へは一般電話回線(メタルケーブル)での接続。

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